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高校野球

【新湊旋風】を知らないの人は真の高校野球ファンじゃない!

2016/10/16

今から30年前の1986年、第58回選抜高等学校野球大会にて北信越地区代表の富山県立新湊高等学校が下馬評を覆し、奇跡的な勝利を重ね、富山県代表としては快挙というべきベスト4まで勝ち上がりました。

この新湊高校の活躍のことを「新湊旋風」と呼び、今も尚語り継がれています。

歴史的出来事を知らずして、真の高校野球ファンとは言えないぞ!

ということで、高校野球ファンになったばかりの人にはぜひ読んでもらいたいです。

また、高校野球を長年見てきている人には、あの時の「新湊旋風」を今一度、思い出してもらいたいです。

第58回選抜高校野球見どころ

優勝候補にあげられていたのは、”東の横綱”拓大紅陵、後に中日ドラゴンズで初登板、初先発、ノーヒットノーランを記録する大会ナンバーワン投手、近藤真一を擁する享栄、池田、天理、桑田、清原が去ったPL学園などであった。

新湊高校は、秋の北信越大会準優勝を果たしたが、チーム打率.291で出場校中最下位。注目度は薄かった。

ちなみに、入場行進曲は『青春』(岩崎良美)でした。

新湊高校とは?

富山県射水市西新湊にある県立の高等学校で、普通科と商業科があります。

「新高(しんこう)」という呼ばれ方で、地元の方々に愛されています。

教育目標は、校訓ならびに校章である五稜の精神(真・徳・美・知・体)の調和ある発達をめざす。非常に真面目な高校です。

主な有名人は、落語家の立川志の輔さん。千葉ロッテの西野勇士選手がいます。

新湊vs享栄

1回戦は、大会ナンバーワンの近藤投手率いる愛知の享栄。

下馬評では、近藤投手がどのようなピッチングをして新湊打線を手玉に取るか、に注目が集まっていました。

近藤投手も余裕の笑顔を見せながら投球をするなど、完全に新湊高校を格下扱いでした。

しかし、ふたを開けてみると

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
享栄 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0
新湊 0 1 0 0 0 0 0 0 X 1 3 3

1-0で新湊のエース酒井盛政投手が享栄打線を2安打完封したのです。

享栄近藤投手も実力を見せつけて、1点に抑えたのですが、新湊の固い守りに最後は余裕も消え点が取れないもどかしさから、怒りの表情を見せていました。

この試合は雨の中の試合となりましたが、新湊高校は冬の間、雪の積もったグラウンドで長靴を履いてノックの練習をしていた成果が表れたようです。

優勝候補を破る番狂わせを演じた新湊高校はここからさらに勢いに乗っていきます。

新湊vs拓大紅陵

2回戦の相手は、今大会大本命、秋の関東大会を制した”東の横綱”拓大紅陵高校でした。

後にヤクルトに入団する飯田哲也を中心に打力は大会出場校でも抜きんでていました。

新湊高校に勝ち目はないというのが大方の予想です。

しかし、

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
拓大紅陵 0 0 0 3 0 1 0 0 0 4 9 0
新湊 0 0 0 0 0 6 1 0 X 7 10 2

6回まで4-0と圧倒され全く歯が立たなかった新湊。

しかし6回裏、監督・檜物政義のアドバイスで開き直った新湊打線が爆発し一気に6点を取り逆転したのです。

応援席はすさまじい地響きがするような声援。

新湊のすごさはスタンドの応援にもありました。テレビ解説者が、6回裏の新湊の攻撃の場面で、

「そういえば享栄との試合もこんな雰囲気でしたね~」と番狂わせを予感させる言葉も発せられていました。

試合後、

「こんなのありえない」

「信じられないような試合だった」

と多くの人が口にするように、奇跡の逆転勝利です。

この勝利の後から紙面に”新湊旋風”の文字が現れます。

その時の動画です。

新湊vs京都西

準々決勝のこの試合こそが、高校野球の歴史に残る大激闘です。

1-1のまま延長戦にもつれ込んだ試合は、延長14回信じられない幕切れで、2-1新湊高校の勝利に終わったのです。

そのスコアが、

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 R H E
新湊 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 2 9 1
京都西 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 18 2

新湊は18安打を許しながら、1点に抑えるというまたしても奇跡を起こしたのです。

ピンチにつぐピンチもスーパープレーでしのぎ、14回表の勝ち越し点につなげます。

その勝ち越しの1点も信じられないプレーが起こります。

14回表新湊の攻撃は、ツーアウト1塁3塁の場面で、新湊はダブルスチール。

京都西の佐々木投手は一塁ランナーが走ったのに気付き投球動作を中断してしまいます。

その動作がボークがとられ、3塁ランナーがホームに帰ってきて1点勝ち越したのです。

その時の動画です。

これで、ついにベスト4進出です。

新湊VS宇都宮南

前日の試合で200球近く投げた疲れからか新湊エース酒井投手のピッチングに冴えがなく、栃木の宇都宮南の主将・吉永晋に満塁本塁打を浴びるなど相手打線に捕まり3-8で完敗。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
宇都宮南 0 0 0 0 5 1 0 1 1 8 18 0
新湊 0 0 0 0 0 0 0 3 0 3 9 4

完敗だったが、8回の裏に3点を返した攻撃の場面では、

解説者が、「まさか、まさか、またしても逆転するのか」

と、新湊の逆転劇が起こるのではないかと何度も「まさか」を繰り返していました。

それほどの、強烈なインパクトを与える奇跡的試合をやってのけた新湊高校に拍手を送りたいです。

まとめ

30年前の出来事ですが、この試合をリアルタイムで見ていた人は必ず覚えていると思います。

初出場でこれだけの下馬評を覆した番狂わせを演じた高校は未だかつてありません。

惜しくもベスト4で甲子園を去りましたが、その快挙と地元新湊市民による大応援団が強烈な印象を残しました。

この「新湊旋風」を知ったあなたは立派な高校野球ファンです!

ちなみに、新湊高校はこの年の夏の大会にも出場したが、優勝した天理に初戦で敗退しました。

読売新聞などはこの試合を「事実上の決勝戦」と報じました。

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